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スタッフブログ

2020年06月27日

【紋付羽織】ご家紋

いつもスタッフブログをご覧いただき
誠にありがとうございます!
銀座店の櫻井でございます。

突然ですが、
みなさんはご自身のご家紋について
ご存知でしょうか??

そもそもご家紋とは、
名家の一族をあらわし、
諸説お家を表す名札や表札、標識と同じ扱いであった為、
“家門”ともよばれていました。

歴史は、
鎌倉時代まで遡り、はじめは武家社会における、
武将の名札や名刺のようなものでした。

戦国時代には、同族同士での争いに伴い、
家紋の種類も増えました。

江戸時代から元禄時代には、家紋の使用は一般庶民にも広がり、
図柄も多種多様に変化し、
家紋は家・一族の標識として扱われるようになりました。

 

ご家紋の中でも有名なものを少しご紹介いたします。

【蔦紋(つたもん)】

「蔦紋(つたもん)」は蔓科の植物の“蔦”を象った紋。

蔦の特徴であります、他の樹木や建物に絡まり成長する生命力の強さが、
家紋に採用された要因とも考えられています。

岩石に絡まるおもむきと紅葉する葉の美しさが、
文様として衣服や家具類に施されていました。
また「万葉集」にはその風情が描かれており、
蔦は私たちの身近な植物で馴染み深いことがわかりますね。

また、「蔦」の字には地上に繁殖する「草」と
空を翔ける「鳥」を合わせた意味があるともいいます。

【鷹羽紋】

鷹は俊敏で攻撃的、
その容姿にも威厳があり、
武家の家紋としてよく使われたご家紋。

武人が親しんだ“鷹狩り”や、
武官がかぶる武礼冠に“鷹の羽”を差す習慣、
また元日の節会や御即位の式などには、
左右近衛の両陣に“鷹の羽”を掲げたといわれています。

 

【片喰紋・剣片喰紋】

 

たんぼのあぜ道や野原などどこにでも繁殖し、
一度根付くとなかなか駆除できないことから、
繁殖力が強い=「家が絶えない」に通じるとして
家紋に用いられたといわれています。

武家の間では「剣」を加えた
「剣片喰紋(けんかたばみもん)」が多くみられます。

 

【茗荷紋(みょうがもん)】

古くは「物忘れの妙薬」といわれ、
「ミョーガ」の発音が神仏の加護を受ける「冥加」に通じ、
このことから縁起の良いものと考えられていました。

 

家紋について調べると、
様々な言い伝えや家紋とされる理由などが
数多くございます。

皆様もぜひ一度がご自身のご家紋について
調べてみてください!
思いもよらない発見があるかもしれません^^

また京鐘では、新郎様の紋付羽織のレンタルに加え、
貼紋としてご自身の家紋を衣裳へ縫い付けるオプションも
承っております。

気になる方はぜひ一度、お問い合わせくださいませ。
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